その暗闇に手を伸ばす

何かを得るため全身全霊かけて伸ばしたその手は

何かを遮るためへと目的を変え空中を彷徨うだろう


着飾った不死鳥は

ディナーテーブルの上でかしこくマナーを守る

死を唄うこの最後の晩餐で彼女は

精一杯の礼儀を絞り出し

目の前に横たわる御馳走を隣人とまるで貪るのを争い競う様に待ちわびる

そして喉に詰まったその鳥の骨は彼女を不死の舞へと導き、

最後の舞踏会はテーブルを挟んだ南と北で時の流れに逆らい行われるのでした


 

 

想像の対象は

それを具体化した時点で幻想ではなくなる

そしてそれが現実のとして捕らえた瞬間

束の間の安堵を新たな懐疑心が埋めて行く


 

漆黒の闇夜は深海に在り

静寂は哀しみの果てに訪れる


 

この痛みと哀しみが何処から生まれ何処に流れ着くのか

苦しむのに耐えかねた時 自身に問いかける

それは己の内より産み落とされ、そして再度内側に消化されて行くのだとゆう答えに行き着く

 

想像力の果てに自らを破滅の淵へと招き込み

大元の原因を、自ら構築した困惑の根源達のあり地獄へと誘うのである

 

哀しみの心理を問いただす為には

ただただ己に立ち向かうだけでいいのかもしれない

 


 

其処に在るは事実のみで

受け入れるとゆう行為のみ

 

ただ舞っていたいと思う

それが価値を残す唯一の手段である故

 

能動であれど

きっと何処かに収まれる箱はあると信ず

 

[words by Masumi TIPSY Saito]